プログラミングスクールとロボットスクールの違いについて解説!

       

公開日:2023/03/01  最終更新日:2023/02/27

学校でプログラミング教育が必修化されたことにより、俄然注目が集まっているのがプログラミングスクールです。プログラミングを学べるスクールですが、ロボットスクールでもプログラミングを学ぶことは可能と聞いたことがある方もいるでしょう。そこで、この記事ではプログラミングとロボット、それぞれのスクールの違いを解説します。

プログラミングスクールの特徴

プログラミングやWEBデザインを学びたい方におすすめなのが、プログラミングスクールです。未経験からプログラマーやITエンジニアとして、就職したいという方にも適した環境であるといえます。

子供向けのプログラミングスクールのプログラミング学習は、ビジュアルプログラミング言語が中心です。ビジュアルプログラミングとは初歩的なもので、図形(ブロック)などを使って、マウスで図形を動かすことにより見た目にも分かりやすく初心者向けです。

一般的なプログラミングは、文字や記号を使ってプログラムを作り上げますが、その内容は極めて難解であり、とっつきにくいことも事実です。仮に1箇所でも間違えてしまうと正常に動かなくなるので、その確認作業にも時間を取られてしまいます。

その点、ビジュアルプログラミングであれば、必要な処理を選択し、ドラッグするだけで作成できる簡易的なものもあります。したがって、子どもでも直感的な操作で対応できるので、多くのプログラミングスクールではビジュアルプログラミングを導入しています。

ロボットスクールの特徴

ロボットスクールは、ロボット作り・プログラミングを学べる教室です。授業は、子供向けの簡単なロボット教材やプログラミング言語を使用して行います。プログラムを学ぶことも可能ですが、基本的にロボットスクールでメインとなるのはロボット制作です。

まずはブロックおよびモーター、さらにはセンサーといったパーツを組み立て、そのうえでロボットを組み立てていきます。ロボットが完成すると、パソコンと接続し、ロボットが指示通りに動くようにプログラミングするわけです。

ロボット教室で学べるのはロボットプログラミングと呼ばれるものであり、その名のとおりにロボットを動かすためのプログラムの作成となります。

ちなみに、ロボットプログラミングと小学校で必修となったプログラミングは別物です。したがって、必修化されたプログラミングの学習を検討しているなら、前述のプログラミングスクールの利用を検討しましょう。

プログラミングスクールとロボットスクールの違い

共にプログラミングを学べるので「同じもの」といった誤った理解をしている方も少なくありません。しかし、双方には大きな違いもあるので、ここで詳しく解説します。

使用ツールが異なる

ロボットスクールでは、ロボットキットとタブレットまたはパソコンを使用します。ロボットキットには様々な種類があり、「LEGO」のキットが世界的に有名です。他にもアーテックロボやKOOVなどもあり、大手であればスクールのオリジナルキットが使われることもあります。各ロボットキットの構造は基本的に似通っており、モーターやギア、そして各種センターが含まれています。

プログラミングスクールの使用ツールは、パソコンとプログラミング教材です。プログラミング教材はScratch(スクラッチ)が有名であり、導入しているスクールは数多くあります。マウスでドラッグおよびドロップするだけで操作できるので、キーボードもほとんど使用しません。

費用が異なる

ロボットスクールのほうが若干高いです。ロボットキットの値段が高く付くケースも多く、低学年胸で約2万円、高学年キットになると5万円から6万円することもあります。

一方でプログラミングスクールの場合は、入会費が1万円から1万5,000円程度、さらに受講料が1万円程度です。

対象年齢が異なる

ロボットスクールは比較的低年齢に対応しており、幼稚園から入学できるケースが多いです。一方で、プログラミングスクールは小学3年生くらいからが多いので、それぞれ対象年齢が異なることになります。

ちなみに、幼稚園のときはロボットスクールに通い、小学校に入ってからプログラミングスクールに入る子供も少なくありません。

プログラミングスクールとロボットスクールの共通点

プログラミングスクールとロボットスクールには違いもありますが、共通点もあります。ともにプログラミング的思考が身につくため、目的や意図を正確に把握しやすくなり、物事を合理的に考えて行動出来るようになるでしょう。

さらに、論理的に筋道を立てて考える能力である論理的思考力も鍛えられます。つまり、プログラミングスクールとロボットスクールで鍛えられるのは、プログラミング能力だけではないのです。今後の学業にも大きな影響を与えるでしょう。

まとめ

プログラミングスクールとロボットスクールの違いを解説しました。共にプログラミングを勉強しますが、使用ツールやコスト、そして対象年齢にも違いがあります。それぞれの違いを理解し、そのうえでどのスクールに子供を通わせるか考えましょう。

ちなみに、小学校で必修化されたプログラミング学習対策を館上げているのであれば、プログラミングを中心に学べるプログラミングスクールがおすすめです。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

フランチャイズで成功する人と失敗する人の違いは何でしょうか?フランチャイズはビジネスを始めるハードルが低いのが特長ですが、残念ながら必ずしも成功するとは限りません。本記事では、フランチャイズ

続きを読む

小学校でプログラミング教育が必修となったことをきっかけに、子どの向けプログラミング教室を開業した方は多くいます。昨今では中学校や高校でも必修となったため、教育スキルを活かして教室を開業しよう

続きを読む

2020年に「学習指導要領」改訂の一部として、プログラミング教育の必修化が決まりました。この流れを受けプログラミング教育の需要は高まりを見せていますが、果たしてそれを教えるプログラミングスク

続きを読む

近年、プログラミングの需要は高まっており、2020年には義務教育課程に必修化されたことで、その需要は更に高まっています。そうした背景からプログラミングスクールを開業しようと考える方が多くいま

続きを読む

2020年より小学校でのプログラミング教育が必修となりました。中学校、高校での必修化も進んでおり、2024年には大学受験での出題も決定しています。それに伴い、学校以外でもプログラミングを学べ

続きを読む

子ども向けのプログラミングスクールは人気を集めており、新しく開業しようと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実際に開業するにあたって、どのように開業すればよいのか、わから

続きを読む

メリット 黒字校舎引継ぎプランでは、安定した売り上げの立っている直営校を譲度するため、低リスク・呼応収益で開業できる。 フォロー・サポート 地域密着の県本部とアクシスFC本部からのWサポート

続きを読む

メリット プログラミング未経験の方や教育事業未経験の方でもOK。講師としてのスキルや教室運営に関する研修あり。 フォロー・サポート 毎年ライセンス更新のための研修を実施することに加え、定期的

続きを読む

メリット 教え方自由/オーナー様のスタイルに合わせ教え方を変更可能 フォロー・サポート 生徒募集から獲得までの営業など開業に合わせた特典。サポート体制が充実 コース例 基本コース、初級コース

続きを読む

メリット Z会グループの会社が運営しているサービス フォロー・サポート 記載なし コース例 Primary、スタンダード 問い合わせ 電話:03-5275-9575 FAX・問い合わせフォー

続きを読む